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sisters @ パルコ劇場 2回目 [観劇]



「最後まで食べると決めて席に着いたんだ!」

「今ここでして欲しいの。そうしたら戻ってこれるような気がするの」

sisters 7/11マチネに続いて、8/1のソワレ2度目の観劇をしてきました。
泣いてしまいました。もう一度見たいと思いました。
でも、もう終わりなんですね・・・・。

最初に見た時は、あえて予備知識をいれず、まっさらな状態でいったので、
不協和音のようなかみ合わないセリフ、行ったり来たりする場面、
しかもああいう話。
ストーリーを追う事でせいいっぱいだった。
救いはあったのか、無かったのか、そんな事はどうでもいいのか?
終演後、なんとなく重い足取り、スッキリしないまま劇場を後にしました。

今回は、ストーリーはわかっているし、C列だったので役者さんの表情も見れて、
一言一言、セリフの持つ意味や、役者の動きが持つ意味も理解できたような気がした。
緻密に張り巡らされた伏線、舞台のセットや照明の効果、
すごい芝居を見れたんだなーと、胸に響きました。

「馨」と呼ばれた時、必ず「ハイ」と返事する事。
信助と手を握った時、一緒についていってしまう行動。
「馨もおいでよ」「いいのぉ~[黒ハート]」バスルームへ飛んでいく姿。
「結婚して、すべてを無かった事にしようとして。でも信助さんは何も聞かないのに
過去があふれて出てきてしまうの。」
馨が卒倒し倒れた時、壁の亀裂の入った赤い絵から、ドバッとあふれ出た水。

「馨!・・・・帰ろう!    我が家に」
「・・・・・・・はい」
神城と対峙する前に「先にいってて欲しい」ことと「今ここでして欲しい」と信助に懇願する馨。
父ではなく、信助に抱かれる事で、信助のもとに戻って来たんだな~と。
戻ってこようという意思が、馨にはあったんだと
馨は、新たな一歩を踏み出せたのではと感じる事が出来た。
それに、信助は先に行かずに、ちゃんと馨を迎えに来た。

でも、まだよくわからないのが、馨が度々神経質に覗き込むコンパクトミラー。
あれは、馨の何を表わしていたのだろう・・・・。

プライベートでちょっと凹む事が重なって、
そんな時にこの舞台見て、心が揺さぶられて、ちょっぴり痛い、、、、。

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SISTERS
公演日程  2008年7月5日(土)~8月3日(日)
出演      松たか子 鈴木 杏 田中哲司 中村まこと 梅沢昌代 吉田鋼太郎
パルコ劇場


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